12/11 第三回 院生会自主ゼミ
2014年12月11日 08:00
【日時】 2014年12月11日 (木) 18:00-20:00
【場所】 理学部6号館11階 顕微鏡部屋
【発表者】 風呂田 郷史 (5G, D2)
【タイトル】 「北半球の氷床拡大とそれに伴う大気-海洋循環の変化」
【要旨】
およそ2.8 Maに生じたとされているパナマ海峡の閉鎖と北半球の氷床拡大は,地球の表層環境の最も大きな変化の1つと言えます.近年ではIODPやODP掘削コアの総合的な解釈から,氷床拡大のプロセスが見直されています.同時に,バイオマーカーや微化石の研究から氷床拡大が全地球的な気候システムに与えた影響が復元されつつあります.今回の自主ゼミでは,2014年にNature誌に発表された海水準変動の復元に関する研究を中心に,北半球の氷床拡大史とそれに伴う気候-海洋変動について紹介します.